REPORTレポート

やりたくなったら やっちゃいな Vol.2 ライブレポート

2018.12.12

Unlock the girls のメンバーがやりたくなったらやっちゃうライブ、『やりたくなったら やっちゃいな』。今回も誰が言い出したかはわかりませんが今年6月の1回目開催から、短い期間での2回目の開催は嬉しい限り。そして開催場所も前回と同じ渋谷eggmanとダブルサプライズ! 思い出の聖地、渋谷eggmanでの開催はファンにとってはたまりませんね!
Unlock the girls も50TH ANNIVERSARY LIVEから約一年。ガールズたちはいったいどんな成長をみせてくれたのでしょうか?



★★★

ライブ当日は12月とは思えないくらいの暑さで日中の気温は20度越え!? コートを脱いで持ち歩いてしまうほどの暑さです。
実は香ちゃんのライブの日は天気が好転するという不思議な現象が起こることにお気づきでしょうか?
関東地方は雨が降っているのに会場近辺だけ晴れていた1988年のノースピア。演奏中は晴れていたのに終了後にライブが中止になるほどの豪雨が襲った2012年の大阪サマソニや2017年のNYでの野外ライブ。全てのライブで不思議な現象がおこっているわけではありませんが、他にも天候に関する香ちゃんのエピソードは数多く、過去の経験から『きっと今日の香ちゃんも気合が入っているんだろうな。素敵なライブになるんだろうな。』と、開演前から期待が高まります。

★★★


Unlock the girls は先日NYでレコーディングを済ませ1週間前に日本に帰国したばかり。
NYで良い刺激を受け、一段と結束が強くなったガールズたちのステージが始まります。

 

’80年代のBGMに合わせて登場したガールズ。遅れて香ちゃんが姿を表します。

 

イントロのBGMが流れるとお客さんがゴソゴソとタオルを取り出し準備を始めます。
それもそのはず1曲目はなんと『PARAISO!』からスタートです。
『PARAISO!』と言えばサビの部分で恒例のタオル回しがある楽曲で盛り上がらないわけがありません。
そして、メンバーが近い!!! ライブハウスならではのこの距離感と一体感は会場を一気に熱くさせます。サビに近づくにつれお客さんの熱量もどんどん高くなり、サビでは見事なタオル回しで会場がピンク1色に染まります。

次の曲では香ちゃんの楽曲『妄想サニーデイズ』、プリプリの楽曲『さよならダーリン』も演奏。


MCでは『今日はとても感激的なんですけど』と香ちゃんが意味ありげな発言をします。
最前列に制服を着た高校生がいらっしゃったようで香ちゃんも驚きの様子。

ステージから話しかけてみると、どうやら香ちゃんの息子さんと同い年だそうで「鳥肌立って来ちゃった。息子だったら絶対来ないよ」と驚きを隠せません。良い楽曲は若い世代にも届く。そんな可能性すら感じさせてくれた一面でした。


そして、NYレコーディングのお土産話も。
今回のNYレコーディングは香ちゃんがたまたま私用でNYに行く用事があり、スタッフに「どうせいくならやってみたらどうですか?」と勧められたのがきっかけ。運命のいろいろが組み合わさり現実になったとのこと。
香ちゃんも海外レコーディングは人生始まって以来だったそうでたくさんの刺激を受けたとのことです。

「本当に刺激的でやってきたことは音楽。日本とやってることは変わらないんだけど何も変わらないけど全く違う。」

と、そんなお話も聞かせてくれました。



そして、そんな刺激を受けまくったNYで出来たてホヤホヤの『レミ二センス(仮)』『リアルファンタジー(仮)』を披露。
これら楽曲は「ああ、これが Unlock the girls のサウンドなんだな」という仕上がりで、香ちゃんテイストなんだけど、どこか’80年代。けれど’80年代を知らないガールズたちのテイストが加わり『ネオ’80年代』とでも言うべきなのか古いけど新しい、そんな楽曲に仕上がっていました。
これらの楽曲は来年の5月ごろ発売予定のフルアルバムに収録されるとのことなので楽しみにしていてくださいね。

そして、次の曲も新曲ですが、ツアーやひとり旅などで幾度となく演奏されてきた『また恋ができる(仮)』『ラブフライト(仮)』を演奏。
これらは新曲とはいえライブと一緒に育ってきた楽曲。曲の成長過程を見守れるなんてファンにとっても嬉し限りですね。

「前のeggmanより私たちの気持ちが埋まってきてて、私たちなめらかじゃない?」

楽曲もそうですが、ガールズたちの関係も一緒に育ってきており、絆も強くなっている様子。

去年の2月、初めて Unlock the girls のライブを観た時、既に出来上がっている感はあったのだが、この1年で良い意味で違うバンドに成長した感すらある。

 



新曲の演奏のあとは、畳み掛けるようにノリノリのナンバー『キッチン』『Unlocked』『ハッピーマン』が演奏された。
会場もいきなりエンジン全開で拳を上げ跳ねまわり、ガールズたちの演奏に応えています。

 


「最後の曲です!」

と『ミラーボール』を演奏。

一体感を最高潮まで達したところで、「どうもありがとう!」と深々と挨拶をし
ガールズは一度ステージを後にします。

 



「まだまだ物足りない。まだまだ物足りない。」そんな声が聞こえてきそうな会場から、もっとガールズを堪能したいとアンコールの声援が鳴り止みません。


ほどなくして、メンバーが登場。
一足早いクリスマスプレゼントとして『DING DONG』を演奏。

予想外の選曲に会場からも今日一番の歓声があがり、最後の盛り上がりを見せます。

「今年の1年間はガールズに始まってガールズに終わる。非常に得るものの多い深い良い1年だったなと思います。」

そう言ってステージを後にしました。



本来ならここで終了のはずだったのですが、終演のアナウンス後もアンコールの声援が鳴り止みません。
拍手とアンコールの声援に応えて再びメンバーが登場。

「今日はこれで終わりにしますが、みんながアンコールって言ってくれるのでステージにきました。
みんなも美味しいビール飲んでね。」

ガールズたちの満面の笑顔、そしてお客さんの笑顔、この一年でファンの心を鷲掴みにし、急成長したガールズたち。
新曲で新たな方向性も確認できた、今年1年の締めくくりにふさわしい内容の濃いバンドライブとなりました。

★★★

香ちゃんもライブ中に言っていましたが、Unlock the girls はまだ今年はじまったばかり。もう2〜3年経っているような雰囲気もあるけれどまだまだ新人。
いつか大きな会場で Unlock the girls のステージを観たとき、eggmanからの成長を思い返し、みなさん、そして Unlock the girls の聖地が eggman になっていることを願いたい。その時は「レアなファンです」と胸を張って語ってほしい。


そして次は今年最後のライブ、年末スペシャル(東京・大阪)となります。
 Unlock the girls も Unplugged で演奏しますので
今年の見納めとして、ぜひ遊びにきてくださいね。





1.PARAISO!
2.妄想サニーデイズ
3.さよならダーリン

4.レミ二センス(仮)

5.リアルファンタジー(仮)

6.また恋ができる(仮)
7.ラブフライト(仮)

8.キッチン
9.Unlocked
10.ハッピーマン
11.ミラーボール

en.DING DONG

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