REPORTレポート

KAORI PARADAISE 年末スペシャルライブレポート

2018.12.29

毎年恒例となったBillboard LiveでのKAORI PARADAISE年末スペシャル! 今年でなんと4年目!
毎年いろいろなコンセプトで開催され、時には1人で、時にはゴージャスなゲストをお呼びしてと様々な演出で楽しませてくれた香ちゃん。今年はどんなステージが観れるんだろうと心待ちにしていた人も多いはず。
そして今年はなんと!Unlock the girls がゲストです!  Unplugged girls となって全編アンプラグドでお届けします!

今年のKAORI PARADAISE年末スペシャルは、今年の1年を振り返るというコンセプトで、この1年どんなことをやってきて、どんな歌を歌ってきたのか。ファンのみなさんと一緒に振り返ります。

そんな今年を締めくくるにふさわしいKAORI PARADAISE年末スペシャル東京公演のライブをレポートします。
そして、レポートも年末スペシャルということで楽曲紹介とともに、香ちゃんの1年を振り返りたいと思います。

★ ★ ★

開演時間になると、プロデューサーの河合マイケルさんによる子気味良い影アナが開演を知らせ、会場全体を香パラダイスへと誘います。
クリスマスベルのBGMとともにシックな衣装に身を包んだ香ちゃん&ガールズが客席の階段から登場します。

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客席からの登場はお客さんへのサプライズだったようで会場が一気に沸き、暖かい拍手に包まれます。

「こんにちは岸谷香です! Unlock the girlsです!」

いつものロック調ではなく、少しかしこまった感じで挨拶をし、クリスマスシーズンにぴったりな『DING DONG』からスタートします。
このシーズンにDING DONGを聴くのはそう珍しいことではないですが、アンプラグドでははなかなか聴くことがなく、原曲とは少し違った暖かい曲に聴こえます。

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演奏が終わると香ちゃんが今年を振り返りはじめます。

「今年はガールズで始まってガールズで終わった。」

そう言って、まず、2018年の年明けのバンドツアーのことを振り返ります。
1月にアルバム「Unlock the girls」をリリースし、1月の後半から始まった50th ANNIVERSARYツアーは、初めてのガールズとのバンドツアーで北海道から九州まで7公演を行いました。

「こんなに親しげじゃなかったよね。」

そんな、ドキッとしてしまうような発言もありましたが、そんなことが言えるのは1年で絆が深まったという証拠。
この一年、Unlock the girls を観てきたファンのみなさんにとっても、バンドがバンドとしてだんだん形になって、音や歌詞やステージがどんどん良くなっていく、そんな過程もみれる貴重な一年だったかもしれません。
そんなエピソードを織り交ぜつつ「この曲をやりながらガールズと育っていったなぁ」と『Signs』を演奏。これもアルバムに入っているバージョンとは少し違い曲の美しさが際立って聴こえます。

50th ANNIVERSARYツアーが終わると間も無く、プリンセス プリンセスがこけらおとし公演を行った仙台PITでの東日本大震災 復興応援ライブ The Unforgettable Day 3.11に出演です。
ガールズがハウスバンド勤め、一青窈さん、中川翔子さん、Little Glee Monsterさん、高嶋ちさ子さんらを迎えコンサートを行いました。
香ちゃん曰く「ガールズたち無しでは成り立たなかった。」という大変なステージだったようで、ガールズはハウスバンドとして全ミュージシャンの演奏をこなし、ステージを盛り上げてくれました。
そんな思い出も盛り込みつつ会場で一番盛り上がった『ダイアモンド』を演奏。ビルボードの会場も同様に盛り上がりをみせます。

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と、ここで一度ガールズが退出。
香ちゃんピアノのみの演奏になります。

6月頃には香ちゃんの新たな試みとしてアイスショー「ファンタジーオンアイス」での演奏も行いました。
羽生 結弦さん、織田 信成さん、安藤 美姫さん、鈴木 明子さんをはじめ大勢のトップスケーターが香ちゃんの生演奏に合わせて歌うというコラボレーション企画。
毎週末スケーターたちと地方を周り、最後にはファミリーのように打ち解け、別れが名残おしいような関係にもなりました。
そんなアイスショーでも盛り上がりを見せた『Dream』を演奏します。

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夏の終わりから秋にかけては「ひとりツアー」として北海道から沖縄まで全国17公演廻ってきました。
沖縄公演ではYuko,Yuumiの地元ということもあり、ガールズが飛び入りでゲスト出演。
そこでアンプラグドで演奏したのがとてもよかったらしく、「今年のビルボードはこれでやりますか!」と今回のビルボードライブのコンセプトがここで決まったそうです。
そして、なんといっても今年のひとりツアーは台風に見舞われることが多かった!
沖縄公演では一歩間違えば飛行機が飛ばないという状況であったり、また東京の草月ホールは台風直撃で開催できるのかどうかギリギリだったとエピソードも話してくれました。
そして、ひとりツアーの中で人気があったプリプリの曲『純愛』をガールズ達と演奏します。

ひとりツアーが終わると、来年発売のアルバムに向けレコーディングが行われました。
なんと、人生初の海外レコーディング。
11月に香ちゃんが私用でNYに行く予定があり「どうせ行くならレコーデイングしてきたらいいじゃん」とスタッフに言われたのがきっかけで準備を進め、レッドホットチリペッパーズなどもレコーディングしたこともあるエンジニアとレコーディングをすることが実現しました。
本場NYでのレコーディングは「語りつくせないほどの衝撃と感動でとにかくすばらしかった。」と、そんなNYで出来立てほやほやの『レミニセンス(仮)』を演奏。

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ギターに持ち替えて、一番古い「新曲」と『また恋ができる(仮)』を演奏。
アルバム「Unlock the girls」が出るか出ないかの頃に作られたこの楽曲。この1年間のライブを通していろんな形に変化し、たどり着いたのがこの形。ずっと聴いて来たファンの方の中には、歌詞がどう変わったとか、アレンジがどう変わったなんて変化も楽しかったのではないでしょうか?

そしてそして、ここまでくるともう最近の出来事です。やりたくなったらやっちゃいな Vol2の後、ホノルルへ。
ホノルル? そうですホノルルマラソンです!
高橋尚子さんの依頼で歌でランナーの皆様を応援しにホノルルへ行きました。
まったく、マラソンとは縁のない香ちゃん。「ホノルル行っても死んでも走りません。私にできることは歌しか…」と依頼の時から走るのを拒んでいたようですが、高橋尚子さんからは「是非、歌を!」とお返事をいただいたそうです。
「明日走るランナーが辛い時に思い出してくれるように、何歌ったらいい?」と高橋尚子さんに聞いたところ『M』が良いと…。足が止まっちゃいそうでそんなの応援ソングにもならないじゃん! と思いながらも尚ちゃんがいうならと『M』を演奏。ホノルルマラソンのランナーが走りながら思い出してくれたかは定かではありませんが良い記念となったようです。
そしてそのホノルルで歌った『M』を演奏します。今回のビルボードではガールズがせっかくいるということで、ガールズの美しいコーラスに合わせてが演奏されました。

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演奏が終わると盛大な拍手に包まれ香ちゃんが挨拶をします。

「どうもありがとうございましたー! 楽しんでいただけましたか?」

深々とお辞儀をし、今年一年、応援して来てくださったみなさんへの感謝の言葉を述べ
ステージを後にします。

★★★

ビルボードならではの”大人な”アンコールの声援に応えて、香ちゃんとガールズが姿を表します。

そしてそして、ここで皆さんへクリスマスプレゼントということで
来年のツアーの発表も行われました。

締めの曲はクリスマスシーズンということもあり『tiny tiny X’mas』。
曲中、ステージ後方のカーテンが開きクリスマスイルミネーションがきらびやかに映し出されます。
これを見ると「ああ、今年ももう終わりなんだな」と締めの香ちゃんを堪能してくださったファンも多いはず。
来年もきっとこうして香ちゃんのステージが観られますよう願いを込めながら、会場のみなさんも今年をじっくり振り返ってくれたことと思います。

「みなさん今年はどうもありがとう
良いクリスマスをそして良いお年をお迎えください!
それではありがとうございました!」

といって2018年最後のステージは終わりました。

こう振り返って見るとあっという間の1年間。
あんなことやこんなことを、いろいろしてきました。今年もいろいろな岸谷香を堪能していただけたでしょうか?
そして、来年もあんなことやこんなこと、もっともっとたくさんやっちゃいますからね!

では、来年も岸谷香 そしてUnlock the girls をよろしくお願いします!

10

1.DING DONG
2.Signs
3.Diamonds
4.DREAM
5.純愛
6.レミニセンス(仮)
7.また恋ができる(仮)
8.M

9.tiny tiny X’mas

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