REPORTレポート

おりあつライブ-やりたい放題2015- レポート

2015.04.5

2015年4月。おりあつ三回目の公演が開催されました。

今年は前回の東京・大阪公演に加えて広島も追加!
3カ所6ステージ。面白おかしい最高の爆笑ライブ、東京最終公演の模様をレポートします。

★ ★ ★

0千秋楽の東京公演は鴬谷にある東京キネマ倶楽部というところで行われました。
鴬谷にライブハウス? と不思議に思われた方もいらっしゃっるかもしれませんが
元々グランドキャバレーだったところを一般開放しライブなどの催し物を行っている施設です。
大正ロマンのオペラハウスを再現したという空間だけに、古き良き時代の面影を残したとても素敵な会場でした。

開演時間になり恒例の(?)影アナ、あっこちゃん。

「本日は本当にお足元の悪い中、”渡辺敦子オンステージ” にご来場いただき誠にありがとうございます。」

と、まずは軽いジャブ。これが「おりあつ」ワールドの始まり。
その後もカミカミの影アナでステージが始まる前から会場を笑いの渦に包んでいました。
とにかく「おりあつ」は笑いが絶えません。

1そして、おまちかね。「おりあつ」登場!
今回は「おり」「あつ」の他にサポートメンバーとして、ドラムに河合マイケル。キーボードに渡辺シュンスケ。東京公演のみスペシャルゲストとしてパーカッション朝倉真司が加わります。
おりちゃんはアコギ、時にはピアノ、時にはローズとマルチプレイヤーっぷりも健在です。
MCとお笑いはあっこちゃん担当です。
あ、時々ベースも弾いてます。

まず、1曲目はプリンセス プリンセスの「Hello!」から。
すべて「おりあつ」オリジナルアレンジで過去の名曲たちを輝かせます。
おりあつは3回目となりますが、1回たりとも同じ曲は演奏しておらず、この「Hello!」も「おりあつ」では初披露。
「Hello!」もライブではなかなか演奏しなかった楽曲なので1曲目から超貴重体験です。

4次の「HIGH WAY STAR」では、「25年前に作詞したこの曲をまさか50歳で演奏するなんて思ってなかったよ」とあっこちゃんが昔を振り返ります。
「HIGH WAY STAR」は、25年前に「おりあつ」で共作し、アルバム「PRINCESS PRINCESS」に収録された楽曲ですが、この楽曲をまた「おりあつ」でリ・アレンジしての演奏するなんて作った当時は想像もできなかったでしょうね! おりちゃんアコギ、あっこちゃんベースの少しオトナアレンジになっていましたが、25年経っても輝きを失わない楽曲ってすばらしいですね!

PUFFYさんに楽曲提供していた「春の朝」では、貴重なあっこちゃんのボーカルを聴く事もできました! AMI/YUMIパートをおり/あつで歌い分けての演奏です。
おりちゃんはこの「春の朝」はホントは自分で歌いたかったとも言っており、もしプリプリの楽曲としてアルバムなどに入っていたら、この掛け合いパートは誰が歌ったんだろう?なんて想像しながら聴いてしまう1曲でした。
あっこちゃんのボーカルもなかなかよかったですよ!

「KEEP ON LOVIN’ YOU」では原曲よりスローテンポでおりちゃんはまるで恋人に語りかけるように歌います。そこへローズの優しい音色とシュンスケさんのピアノが入り原曲とは全く違う世界が広がります。
今回の「おりあつ」の中でも異彩を放っていた「KEEP ON LOVIN’ YOU」。アレンジが違うだけで歌詞の捉え方が少し変わり「あれ? KEEP ONってこんな良い曲だったっけ?」と家に帰って原曲を聴き返してしまいたくなるようなそんな素敵なアレンジでした。

3そして曲の合間合間の MC では常に爆笑が起こります。
おりちゃんのMCの面白さは折り紙つきですが、あっこちゃんも舌好調!
あっこちゃんこんなに面白いんだったら、プリプリでもMCやれば良かったのに
と思うくらい面白くて3秒置きに会場で笑いが起きてる感じです。

「みんな、なんで笑ってんの?」

と、あっこちゃんは自分の面白さをわかっていないようですが、あっこちゃんが動くだけで笑いが起きます。
天然なのか? 天才なのか? はたまたただのおかしな人なのか?
人を笑顔にさせるその話術は天下一品です。

「物販のオリジナルタオルにはおりちゃんと私(あつ)の顔が印刷されているのでいろんなところ拭いてください。グフっ」
「今回のオリジナルグッズのタオルは”鴬谷色”だね。うぐいす色ダニー。」

こんな風に今回もたくさんの名言を生み出します。
しかし、そこはわかってらっしゃるプリプリファミリーのみなさん。暖かい目であっこちゃんを見守ってくれます。
終演後の物販では、ほとんどの方が「”鴬谷色”のタオルください。」と言ってタオルを購入してくださり、” さすが! ”としか言いようがないプリプリファミリーのみなさんの適応力にはホント脱帽です。(会場では”グリーン”として販売していました。)

こんなことの繰り返しで、「最高のおりあつアレンジの演奏」と「大爆笑のMC」のギャップがありすぎて楽しくて楽しくてたまりません。

2中でも面白かったのは「夕陽がよんでいる」の前のMCでの事。
「あっこちゃんさー、これからブルースやるからさー、シャウトとかしてみなよ」
と、おりちゃん。
おりちゃんのムチャ振りにあたふたするあっこちゃん。
ステージ上で「アォ!」「ワォ!」「アホ!?」と練習を重ねますがなかなか
おりちゃんからのOKはもらえません。
おりちゃんがカッコイイシャウトのお手本をみせ、10回目くらいでやっとOK。
こんな風景は、まるで仲のよい親子のようなとても微笑ましい光景でした。
でも、そのあとはカッコいいブルース。ギャッブがありすぎて本当に同じ人たちがやっているとは思えません(笑)
これも「おりあつ」の魅力の一つかもしれませんね。

9その後は「あつ」コーナー、「おり」コーナー。
「あつ」コーナーではベースソロ。
あれだけ会場を爆笑の渦につつんでいたあっこちゃんですが、ベースを持つとまるで人が入れ替わったのようにカッコよくなります。あっこちゃんの好きなフュージョンテイストのベースソロを披露。お得意のチョッパーなども織り交ぜて会場を魅了します。さすが音楽学校の副校長だけあってベースの腕前も天下一品。さっきまで笑神様はどこにかくれてしまったのでしょう?ってくらいホントにシビれます。

「おり」コーナーでは新曲を披露。
おりちゃんは過去の「おりあつ」2回とも新曲を書き下ろし、今回も新曲を書いてくれました。
今回の新曲は「レクイエム」。
香節炸裂のとってもとってもステキなステキなバラードをピアノとローズで歌い上げます。
「歌詞を書くのは苦手」「歌詞地獄だった」と、おりちゃんは言っていましたが
そんな苦労があったとは思えないステキな歌詞とメロディー。
今回初披露にも関わらず、あまりの素晴らしさに会場でも涙を流されている方もいらっしゃいましたね。

11最後の曲はゴスペルの名曲「Oh Happy Day」と「恋は素晴らしい」のミックス。
このアイディアはドラム担当でミュージックアドバイザーの河合マイケルさんのアイディアで「Oh Happy Day〜って歌に恋はすばらしいの歌詞をかぶせたら合うんじゃない?」とリハーサルで言われ、なんとな〜くやってみたら驚くほどのベストマッチ! おりちゃんも「マイケルさん天才だよ!」と絶賛しライブで演奏することになったのです。
2つの名曲のベストマッチに、会場もゴスペル調のハンドクラップをしながら「恋は素晴らしい」を大合唱。歓喜に包まれながら楽しい宴は幕を閉じたのでした。

みなさんも今日も楽しい「Happy Day」を過ごせましたか?

★ ★ ★

10「おりあつ楽しいよね? またやりたいよね?」
「また、どこかで会いましょう!」

と、嬉しい言葉を残してくれたので
また、機会があれば、面白公演が再演されるかもしれません!?

みなさんもそんな日を楽しみにしていてくださいね!

SET LIST

51.Hello!!
2.HIGH WAY STAR
3.春の朝
4.KEEP ON LOVIN’ YOU
5.夕陽がよんでいる
6.ベースソロ(あつコーナー)
7.あなたがそばにいる理由
8.レクイエム(おりコーナー/新曲)
9.One
10.恋は素晴らしい

PAGETOP