REPORTレポート

香ちゃんの8年越しの夢であった奄美大島での初ライブが行われました。

ライブ直前は台風13号、14号が発生し、香ちゃんもスタッフも現地入りできないのでは？とハラハラしていましたが島の神様も天気も味方してくれて、香ちゃんの夢がやっと叶いました！
美しい海と自然の中で行われた、KAORI PARADAISE -SINGING IN THE 奄美パーク-のライブレポートをお届けします！

★　★　★

元プリプリのスタッフ（宣伝）をやっていた友人が奄美大島に住んでおり、初めて島に来たのが８年前の５月。
当時、香ちゃんもいろいろあって凹んでいたところ、その心の傷を癒してくれたのが奄美大島。
それからというもの、香ちゃんは奄美大島の虜になり足しげく通っていました。
島の人はとても温かく、バカンスで来ている香ちゃんを気遣い、いつも遠くから見守ってくださっていたとのこと。
そんな島の人の心の優しさ、自然の雄大さに触れ、島の人、そして島の神様のために歌を歌いたいとずっと思っていたそうです。
そんな８年越しの想いが叶って奄美大島での初ライブが実現しました。

会場は奄美空港から車で15分くらいの海沿いにある奄美パークという施設。
普段は島の観光スポットや島での生活などを案内しているテーマパークで、そのステージをお借りしてのライブでした。
空港から奄美パークまで続く道路の所々には香ちゃんのポスターが貼られ、島全体で香ちゃんを歓迎してくださっている様子がひしひしと伝わって来ます。

ライブ前、打ち合わせのため香ちゃんを訪ねると香ちゃんの姿がありません。
「香ちゃんどこ？」と聞くと「海で泳いでる（笑）」とのこと。
今まで数々のライブをこなし数々の地方をまわって来た香ちゃんですが、ライブ前に海に入ったのはこれが初めてでしょう。
そんなリラックスした状態で香ちゃんは会場入りしたのでした。

開場時間の30分前、すでに会場前にはたくさんのお客さんが並んでいます。
ごくごく普通の光景ですが、奄美のスタッフによると島の人は時間にゆるく、島の人が時間通りに並ぶなんて信じられない！と驚きの様子。
ライブのチケットは発売後あっという間に完売したということもあり、島の方々も香ちゃんのライブを楽しみにしてくださっていたのでしょうね。

そろそろ開演時間になろうという頃、会場に「本日は…」と公演中の注意事項を流すアナウンス（影アナ）が、会場に流れました。
しかし、どことなくぎこちなく慣れない幼い声。そう、その声はなんとチビカちゃん（香ちゃんの娘さん）だったのです！
東京などのライブでは絶対に子供たちを楽屋に入れることすらないのですが今回は特別。
何度も奄美に通っている子供たちから「お手伝いがしたい！」と提案があったそうなのです！
そんなこともありお兄ちゃんのチビゴ（息子）はイス並べ、妹のチビカ（娘）は影アナと家族ぐるみで奄美のライブを支えてくれました。

ライブが始まり、黒いノースリーブにGパンで香ちゃんが現れました。
「うわー！」っと歓声があがり、香ちゃんもいつもより多くお辞儀をしています。

１曲目は、奄美の暑い夏にぴったりの『世界でいちばん熱い夏』
プリプリの名曲からのスタートで、会場も温かい手拍子に包まれます。
新曲『DREAM』やプリプリの名曲『ジュリアン』『One』を織り交ぜピアノの弾き語りで歌い上げます。

曲の間のMCで「今日初めて”生”香ちゃんを見る人？」と聞いてみると、大勢の方が手をあげてくださいました。
これには、香ちゃんも驚きの様子。
先日、奄美FMに出演した際も、DJの方から「島の人もみんなプリプリを聞いていた。」と伺っており、島でもたくさんの方が聴いてくださっていたにもかかわらず、今までライブを生で体感していただける機会がなかった。「プリプリ時代に奄美にもくれば良かったな」と香ちゃんも言っていました。

途中、ピアノからアコギに持ち替え『ひまわり』『水の鏡』『GET CRAZY!』。
『ひまわり』は奄美スタッフのお子さんからのリクエスト。
かなり通な選曲ですが、それも暑い奄美にはピッタリ！
『水の鏡』は、絶対ギターの弾き語りでやりたいとのことでアルペジオを猛練習しての披露。ピアノとはまたちがった優しさでしっとりと歌い上げます。
『GET CRAZY!』では間奏をちょっとカントリー調にし会場全体でのハンドクラップ。お客さんもノリノリで会場との一体感を楽しんでいたようです。

再びMCでは質問コーナーを設け「なんか質問ある？」といつもの語りかけるような香ちゃんの絶妙なトーク。
しかし、島の方々は遠慮しがちで、なかなか声があがりません。
やっと質問が出た！と思ったのですが、ステージまで声が届きません。
「え？ 何？」と香ちゃん。
質問してくださった方も声を振り絞っているようですが、マイク無しではなかなか声が届きません。
すると、香ちゃんがステージを降り、お客さんのところまで近寄り質問を聞いてくれたのです！そして最後にハグ。
普段では絶対観られないような光景ですが奄美の開放感が香ちゃんをそうさせたのかもしれませんね。

その後、ピアノに戻り『パパ』『レクイエム』『ハッピーマン』
『パパ』では復興支援のお礼と、いつかまたロックバンドでこの奄美でライブをやりたいと、嬉しい言葉も。

『恋は素晴らしい』ではスペシャルゲストの登場！
奄美の歌姫、楠田莉子ちゃんを含む奄美ガールズの登場です！
地元民のサプライズゲストで会場も一斉に沸き立ちます。
楠田莉子ちゃんは民謡大会で2度も日本一をとった実力の持ち主で歌唱力も抜群！香ちゃんの舞台に6名の実力派シンガーの奄美ガールズのコーラスが加わり『恋は素晴らしい』+ゴスペルの名曲 『Oh happy day』 のミックスで会場の盛り上がりも最高潮！

そして、香ちゃんが「奄美の神様にお礼がしたい。私の心を救ってくれた海に精一杯のお礼の気持ちを込めて歌います。」と『M』。
本編のラストに『M』というのは非常に珍しい構成ですが、そんな奄美に対する香ちゃんの想いを聞いてからの『M』は心にズシンと響くとても素晴らしい締めの一曲となりました。
『M』が、終わると会場からも割れんばかりの拍手が贈られ、香ちゃんも何度も何度もお辞儀をしていました。

鳴り止まない拍手とアンコールの声援に応え再び香ちゃんの登場です。
香ちゃんは奄美限定のブルーのTシャツに着替え登場。
そして、プリプリの名曲『Diamonds』を演奏。
イントロを弾きだした瞬間に、会場全体が総立ちになりました！
今まで控えめだった島の人たちが、みんな笑顔で『Diamonds』を歌っています！そのキラキラした笑顔は本当にダイアモンドのようで、島の神様もいっしょに祝福してくださっているようなとても幸せな空間を共有していました。

最後に「とても解き放たれた気持ちで何も語らず素のままにライブができた。」と感想を述べ、香ちゃんにとっても格別なライブだったことをみなさんに伝えていました。

「また歌いに来たいです。」

香ちゃんはそういい残しステージを後にしました。

★　★　★

後日談となりますが、奄美スタッフの元には「いいライブだったよ」と地元の方々からたくさんの賛辞が贈られているようです。
また、あの美しい海と自然の下でまた、香ちゃんのステージが観れたらいいですね！
今から奄美の神様にをみんなでお願いをしておきましょう！

本当に素敵な海と自然と大地にありがとう！
奄美のみなさん、協力してくださったスタッフのみなさん、そして奄美の神様 “ありがっさまりょーた！”

 

SET LIST

1.世界でいちばん熱い夏
2.DREAM
3.ジュリアン
4.ぼくらのうた
5.One
6.ひまわり
7.水の鏡
8.GET CRAZY!
9.パパ
10.レクイエム
11.ハッピーマン
12.恋は素晴らしい
13.M

アンコール
14.Diamonds